ヴィレ・ブルトヌー

ヴィレール・ブルトヌーは、パリから112km、ソンム県の町。古代ローマ時代から人が住み、ピカルディー地域圏の多くの村と同様に、繰り返し戦争の被害を被ってきました。
19世紀にウールとフランネルのストッキングの工場で有名になった町ですが、1870年、普仏戦争の際に、アミアンを防衛する戦闘がこの地でありました。
第一次世界大戦の際には、1918年に、ソンム県でドイツ人の攻撃がありました。オーストラリアやニュージーランドの何千人もの兵士が、イギリスの軍隊の兵員を補強しましたが、ドイツ帝国の攻撃を打破し、アミアンの占拠は防いだものの、彼らはこの地で戦死しました。また、1918年４月には、「レッドバロン」の異名で呼ばれていたマンフレッド・ヴォン・リヒトホーフェンが空中戦で80機を撃墜、そして、この町の近くで撃ち落とされました。
1975年に落成されたフランス—オーストラリア博物館とアデレード墓地は、両国の絆の証人であり、オーストラリアとフランスを結びつける相互関係を物語っています。この博物館は、写真やユニフォーム、兵器、個人所有物などによって、オーストラリア遠征軍の歴史を私たちに語りかけてきます。この町には、1938年に落成されたオーストラリア記念堂もあり、毎年４月25日には、ここをメイン会場に、「ANZACの日」の記念セレモニーが行なわれます。
Pariscityvision.com(パリシティヴィジョン・ドットコム)の「ソンムの戦いの戦場：第一次世界大戦」ミニバスツアーで、ヴィレール・ブルトヌーをご見学下さい。