トロカデロ広場

パリ16区、シャイヨーの丘の頂上にトロカデロ公園と11月11日広場はあります。この広場はシャイヨー宮の二翼に囲まれた人権広場に通じています。この宮殿は1937年の万国博覧会に向けてトロカデロ宮殿の敷地に建てられた新古典主義建築の宮殿ですが、トロカデロ宮殿自体も1878年の万国博覧会用に建てられていました。この丘は「博物館の丘」とも呼ばれており、それはシャイヨー宮が人類博物館、海洋博物館、建築・文化財博物館、国立シャイヨー劇場など複数の博物館を収容しているためです。丘の上には樹齢100年以上の木々に囲まれ、ワルシャワの噴水とウォーターガンを備えたカスケード式の大きな池、また数多くの彫像を擁するトロカデロ庭園が広がります。広場からは空をバックにしたエッフェル塔の比類なきパノラマが見られ、それは7月14日の国の祭日に行われる花火にはとりわけ幻想的なムードを漂わせます。前景には庭園と池が、建造物の下方にはイエナ橋と蛇行するセーヌ川が、その後景には緑鮮やかな芝生と整然とした並木道のシャン・ド・マルス公園と士官学校が伺えます。毎晩、きらびやかにライトアップされたエッフェル塔が夜空にビームを放つ瞬間、この地はパリの夜の詩的なひとときとなります。このイルミネーションは朝1時まで、毎時きっかりに5分間現れます。Pariscityvision.comによるトロカデロ見物は日中、パリ・セーノラマに引き続いて、あるいは夜間、エッフェル塔ディナー&クルーズ・ムーラン・ルージュのツアー中にお勧めしています。

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