トゥール城
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トゥーレーヌ地方の首府トゥールの中心部にあるトゥール城はパリの南西240km、アンドル・エ・ロワール県に位置するロワールの古城のひとつです。
カロリング朝時代(886年以前)に最初の領主館がこの地に建てられ、その後11世紀中頃になりガロ・ローマ期の城壁に支えかけた、更に大きい石造りの建物が取って代わります。この建物は広大な広間と四角い塔を有していました。1044年にブロワ伯のチボー(ブロワおよびトゥールの伯爵)に代わってトゥーレーヌを支配したカペー朝のアンジュー伯の所有となりました。ギーズの塔および円筒形の塔(秘密の独房と言われた)が城の西角を防御していましたが、13世紀終盤になりもとの城の東側に、4つの塔が角をなす四辺形の形に建て替えられました。ギーズの塔は主塔の役割を果たしていましたが、その上部にある円錐形の屋根は最近復元されたものです。その名は1591年にここから逃亡した若きギーズ公の幽閉を思い出させます。
トゥール城では2000年までグレヴァン・ミュージアムおよび200種類に及ぶ約1,500匹の魚が鑑賞できる水族館がありました。今日、この地は現代美術(ジョアン・ミロ、ダニエル・ビュレン、ナダール…)の展示場になっています。この城ではまたトゥーレーヌの歴史アトリエがあり、トゥール市の歩みを語る考古学・歴史資料や模型の展示およびビデオの上映が見られます。
Pariscityvision.com の観光バスによるガイド付きロワールの古城2日間ツアーにて、トゥールの旧市街を訪れてみましょう。

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