ビュット・ショーモン公園

ビュット・ショーモン公園は、パリの北東、19区にある庭園です。ナポレオン3世の時代に造られ、1867年の万国博覧会のときに開園式が執り行われました。25ヘクタールあり、パリでもっとも大きな庭園のひとつです。採石場の上に築かれているので高低差が30mあり、かなり急な勾配を登ります。この庭園はイギリス・中国様式の風景式庭園で、規則的なフランス風の庭園とは反対に、不規則さをコンセプトにし、風景画や絵画により近い世界となっています。6700㎡の面積の島(ベルヴェデールの島)が浮かぶ湖(1 .5ヘクタール)があり、そこへ行くための石橋と、65mの高さの木製の吊り橋があります。島の中の“寺の丘”の上には、高さ30mの素敵なあずまや(シビルの寺)があり、ここからパリのロマンティックな眺め、ことにモンマルトルの丘の眺望が堪能できます。庭園にはいくつかの滝があり、もっとも大きなものは32m。洞窟もあります。また、シジュウカラやツバメ、ハヤブサなどさまざまな鳥をこの公園では保護しています。カモ、クイナ、ガチョウ、白鳥など、湖にも多くの生き物が棲んでいます。そして、数えきれないほどの樹木の種類があり、たとえば日本に由来する枝垂のエンジュや、1862年に植えられた東洋のプラタナスなどもあります。いくつもの花壇や、バー「ロザ・ボナール」もある広々とした芝地には自由に入ることができます。この公園はツーリストや散歩好きなパリっ子たちのお気に入りです。自然が好きな方は、午前中にビュット・ショーモン公園を散歩し、午後はPariscityvision.com(パリシティヴィジョン・ドットコム)と一緒に、モネの庭園を見にジベルニーを訪れてください。

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